空撮とは?ドローン空撮でできることとビジネスでの使い道

空撮とは?

「空撮」とは、空から地上を撮影すること、またはその写真や映像のことです。読み方は「くうさつ」で、英語では aerial photography(空撮写真)や aerial footage(空撮映像)などと表します。

以前はヘリコプターやセスナ機から撮るのが一般的でしたが、今はドローンの普及によって、会社やお店でも空撮を活用しやすくなりました。この記事では、空撮の方法の違いと、ドローン空撮でできること、ビジネスでの使い道をまとめました。

目次

空撮の方法は大きく3つ

方法特徴
ドローン低い高さから建物や土地を近くで撮れる。小回りが利き、地上すれすれから上空まで動きのある映像も撮れる
ヘリコプター高い高度から広い範囲を撮れる。報道やテレビ番組などで使われる
セスナ機などの飛行機さらに高い高度から、街全体などの広い範囲を撮れる

会社の建物や土地、施工現場、お店の外観など、身近な範囲を撮るならドローンが向いています。ドローンは、地表または水面から150m以上の高さで飛ばす場合、国の許可が必要です。

ドローン空撮でできること

  • 全体像を1枚で伝える:建物と敷地、駐車場、周りの道路まで、地上からでは収まらない範囲を1枚で見せられます。
  • 立地や周辺環境を伝える:最寄りの道路や駅、周辺の街並みとの位置関係が分かります。
  • 動きのある映像を撮る:上昇しながら全景を見せる、建物の周りを回るなど、印象に残る映像が撮れます。
  • 人が近づきにくい場所を撮る:屋根の上や高い場所など、地上から確認しにくい部分を撮影できます。

ドローン空撮のメリットと注意点

メリット

  • 身近な範囲を手軽に撮れる:ヘリコプターや飛行機を飛ばすよりも準備が少なく、会社や店舗の規模でも空撮を取り入れやすい
  • 低い高さから近くで撮れる:建物の外観や看板、敷地の様子まで、細かい部分が分かる距離で撮影できる
  • 動きのある映像を撮れる:地上すれすれから上空へ上がる、建物の周りを回るなど、自由なカメラワークができる
  • 何度も使える素材になる:ホームページ、Googleマップ、SNS、チラシ、会社案内など、一度撮った素材をさまざまな場面で使い回せる

注意点

  • 天候に左右される:雨や強風の日は飛ばせないため、延期を前提に日程を組む必要がある
  • 飛ばせない場所・手続きが必要な場所がある:空港の周辺や人口集中地区の上空などでは、国の許可・承認が必要になる。航空法以外の法律や条例で飛行が制限される場所もある
  • 1回に飛ばせる時間が限られる:ドローンはバッテリーで飛ぶため、1回の飛行時間には限りがある。撮りたいカットが多い場合は、何回飛ばすかも含めて計画する
  • 写り込みへの配慮が必要:周りの住宅や人、車が写り込みやすく、公開前の確認やぼかし処理が必要になることがある

こうした注意点は、経験のある依頼先なら撮影前の打ち合わせで説明してくれます。撮影場所と使い道を伝えたうえで、できること・できないことを確認しておきましょう。

空撮の写真と動画の違い

ドローン空撮では、写真(静止画)と動画のどちらも撮影できます。それぞれ得意なことが違うため、使い道に合わせて選びます。

写真(静止画)動画
向いていること全体像や位置関係を1枚で正確に伝える奥行きや広がり、動きで印象を残す
主な使い道ホームページの画像、物件資料、チラシ、Googleマップホームページの背景動画、会社紹介動画、SNS
扱いやすさそのまま使いやすく、データも軽い編集が必要なことが多く、データが重い

迷ったときは、写真と動画を同じ日にまとめて撮っておくと、あとから使い道を広げられます。日を分けて撮るより、基本料金や移動費を抑えやすくなります。

空撮でよく使われる撮り方

同じ建物でも、どの角度から撮るかで伝わる内容が変わります。代表的な撮り方は次のとおりです。

  • 真上から撮る:土地の形や建物の配置、駐車場の広さが地図のように分かる
  • 斜め上から撮る:建物の外観と周りの景色を一緒に見せられる。ホームページのメイン画像に使いやすい
  • 上昇しながら撮る:地上から空へ上がっていく動画で、建物から街全体へと視点が広がる
  • 建物の周りを回りながら撮る:建物を中心に周回する動画で、規模や形を立体的に伝えられる

どの撮り方が合うかは、何を伝えたいかによります。依頼するときに使い道を伝えれば、必要な撮り方を提案してもらえます。

ビジネスでの空撮の使い道

ホームページのトップ画像・動画

会社や施設の全景を、ホームページのいちばん目立つ場所に使えます。初めて訪れた人に、規模や雰囲気を一目で伝えられます。

土地・物件の紹介

土地の形や広さ、周辺の道路や施設との位置関係を、ひと目で伝えられます。地上から撮った写真だけでは分かりにくい、前面道路の幅や日当たり、周りの建物との距離感も伝わりやすくなります。

施工事例・現場記録

完成した建物や外構の全景、工事の進み具合を記録できます。施工事例のページに載せれば、仕上がりの説得力が増します。

会社紹介・採用ページ

社屋や工場の規模を見せることで、取引先や求職者に安心感を与えられます。採用ページでは、通勤のしやすさや周りの環境が分かる写真を添えると、働くイメージを持ってもらいやすくなります。

店舗・施設のPR

お店や施設の立地、駐車場の広さ、周りの景色を伝えられます。Googleビジネスプロフィール(Googleマップ)やSNSの投稿にも使えます。

観光・イベントの紹介

観光地や施設の全景、イベント会場のにぎわいを空から見せることで、行ってみたいと思ってもらうきっかけになります。ただし、イベントなど催し場所の上空での飛行は、国の承認が必要になります。

建物の点検

屋根や外壁など、地上から見えにくい部分の状態を撮影して確認する使い方もあります。高所に人が上がらずに確認できるのが利点です。

空撮素材をホームページで活かすポイント

せっかく撮った空撮素材も、使い方次第で効果が変わります。ホームページに載せるときは、次の点を意識すると活かしやすくなります。

  • いちばん目立つ場所に使う:トップページのメイン画像や会社紹介の冒頭など、最初に目に入る場所に置くと、規模や立地が一目で伝わります。
  • ページを重くしない:空撮の写真や動画はデータが大きくなりがちです。写真は表示サイズに合わせて縮小し、WebPなどの軽い形式に変換すると、ページの表示が遅くなるのを防げます。
  • 動画は短く:背景に流す動画は、数秒から十数秒程度のループにすると、重くなりすぎず雰囲気を伝えられます。
  • 説明文を添える:画像だけでなく、所在地や周辺環境、施設の特徴を文章でも書いておくと、検索で見つけてもらいやすくなります。
  • Googleマップにも載せる:Googleビジネスプロフィールに空撮写真を載せると、地図で探している人にも外観や立地が伝わります。

公開するときのプライバシーへの配慮

空撮では、撮りたいもの以外の住宅や人、車が写り込むことがあります。総務省の「ドローンによる撮影映像等のインターネット上での取扱いに係るガイドライン」では、住宅の近くではカメラを住宅に向けないなどの配慮をすること、顔や車のナンバープレート、表札、洗濯物など生活の様子が分かるものが写り込んだ場合は、削除やぼかしを入れるなどの配慮をすることが求められています。ホームページやSNSに載せる前に、写り込みがないかを確認しましょう。

ドローン空撮を依頼するときに知っておきたいこと

  • 場所によっては国の許可・承認が必要:人口集中地区の上空や、人・建物から30m未満での飛行などは、原則として許可・承認が必要です。詳しくは「ドローン空撮に許可は必要?」で解説しています。
  • 料金は内容で大きく変わる:撮影だけか、補助者や許可申請、編集まで含むかで金額が変わります。目安は「ドローン空撮の料金相場」をご覧ください。
  • 使い道を決めてから依頼する:どこに使う写真・動画かが決まっていると、必要なカットを無駄なく撮れます。依頼の流れは「ドローン空撮の依頼方法」で紹介しています。

空撮は「撮ったあと」に活かしてこそ

空撮の写真や動画は、撮って終わりにすると一度きりの費用になってしまいます。ホームページやGoogleマップ、SNSに使い続けることで、会社やお店の魅力を長く伝えてくれます。

エアライフでは、ドローン空撮と、空撮素材を活かしたホームページ制作をまとめてご相談いただけます。撮影の前に「どのページに、どの写真・動画を使うか」を決めてから撮るため、素材を無駄なく活用できます。

空撮に関するよくある質問

「空撮」と「ドローン撮影」は同じ意味ですか?

空撮は、空から撮影すること全般を指す言葉です。ドローンを使った撮影は空撮の方法の一つで、ほかにヘリコプターや飛行機からの撮影も空撮に含まれます。今は身近な範囲の空撮の多くをドローンで行うため、ほぼ同じ意味で使われることもあります。

どれくらいの高さから撮れますか?

ドローンは、地表または水面から150m以上の高さで飛ばす場合、国の許可が必要です。建物や土地の撮影であれば、それより低い高さで十分なことがほとんどです。

雨の日でも撮影できますか?

ドローンは雨や強風の日には飛ばせないため、撮影は延期になります。日程を決めるときは、予備日もあわせて決めておくと安心です。

個人の家でも空撮を頼めますか?

依頼先によっては、個人の住宅の撮影にも対応しています。ただし、住宅地では許可・承認が必要になることが多く、近隣の家が写り込まないような配慮も必要になります。

まとめ

  • 空撮とは、空から地上を撮影すること。方法はドローン、ヘリコプター、セスナ機などの飛行機
  • 会社の建物や土地、お店など身近な範囲を撮るならドローンが向いている
  • ホームページ、物件紹介、施工事例、会社紹介・採用、店舗PRなどに使える
  • 場所によって許可・承認が必要。料金は撮影内容で変わる

参考

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この記事を書いた人

エアライフ代表。不動産の現場で7年間、SEO・MEOなど様々なWeb集客を実践し、不動産会社が200社以上ある地域で上位表示を実現。現在は姫路を拠点に、中小企業・店舗の集客・採用・調査を支援しています。
宅地建物取引士・ファイナンシャルプランニング技能士2級

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