「カードは使えますか?」と聞かれて断ると、そのまま帰ってしまうお客様もいます。とくに初めてのお客様や出張中のお客様は、現金を多く持ち歩いていないことも少なくありません。
この記事では、スナック・ラウンジ・キャバクラなど夜のお店でクレジットカードやQRコード決済を導入するときに知っておきたいことを、実際の相談事例とあわせてまとめました。
この記事でわかること
- カード決済がないお店で実際に起きていること
- 夜のお店でもキャッシュレス決済を導入できるか
- 審査の前に準備しておくもの
- 導入の流れと決済サービスの選び方
- 夜のお店ならではの注意点
カード決済がないお店で実際に起きていること
夜のお店からキャッシュレス決済の相談を受けると、よく聞くのが次の2つの困りごとです。
カードが使えないとわかって、来店をやめてしまう
ご相談者「『カード使えますか?』と聞かれて、使えないと答えたら、そのまま帰られてしまって」
お店に電話で問い合わせたり、入口で「カードは使えますか?」と聞いたりして、使えないとわかるとそのまま帰ってしまうお客様がいます。とくに初めてのお客様は、現金をどれくらい用意すればいいか見当がつかないため、カードが使えるかどうかを来店の判断材料にしています。
想定以上に飲んで現金が足りず、売上を回収できない



「飲みすぎて現金が足りないお客さんがいて、後日払いにしたけど、まだ回収できていないんです」
楽しく飲んでいるうちに会計が想定を超え、手持ちの現金では払いきれないお客様もいます。後日払いにしてもらうと、回収の手間がかかるうえ、回収できないリスクも残ります。カード決済があれば、その場で会計を済ませてもらえるので、売上をその日のうちに確実に回収できます。
夜のお店で使われている主な決済端末
夜のお店でもキャッシュレス決済は導入できる?
Square、Airペイ、PayPayの公式の規約やヘルプ(2026年10月時点)を確認したところ、「接待を伴う飲食店」や「深夜酒類提供飲食店」を名指しで禁止している記載はありませんでした。各社の規約で禁止されているのは、許認可を得ていない商品やサービス、公序良俗に反するものなどです。
ただし、どのサービスも申し込み後に審査があり、結果は業種や営業内容によって変わります。STORES 決済のように「一部対象外業種を除く」としているサービスもあるため、申し込む前に各社の窓口で確認しておくと確実です。
審査の前に準備しておきたいもの
許認可が必要な業種は、申し込み時に許可番号などの届出を求められることがあります(例:Airペイの加盟店規約)。次のものを手元にそろえておくと、申し込みがスムーズです。
- 飲食店営業許可証(保健所)
- 風俗営業許可証(接待をするお店)または深夜酒類提供飲食店営業の届出書の控え(深夜0時以降にお酒を出すお店)
- 本人確認書類
- 入金先の口座情報
- お店の情報がわかるもの(ホームページ、Googleマップ、料金表など)
お店の実態がわかるホームページやGoogleマップがあると、営業内容を説明しやすくなります。料金表をきちんと公開しておくことは、お客様の安心にもつながります。
導入の流れ
- 決済サービスを選ぶ(手数料・端末代・入金サイクルを比べる)
- オンラインで申し込む
- 審査を受ける
- カードリーダーなどの端末を用意する
- テスト決済をして、伝票や会計の流れを決める
- 店内やホームページに「カード・QR決済OK」と表示する
決済サービスの選び方
選ぶときに見るのは、決済手数料、端末代、月額費用、入金のタイミング、使えるカードやQRコード決済の種類です。スナック・バー向けに主要3社を比べた表は、スナック・バー開業におすすめの決済端末3社比較【2026年版】(住みログ)にまとめられています。
迷ったらSquareから始めるお店が多い
実際に導入の相談を受けていると、最初の1台にはSquareを選ぶお店が多い印象です。公式サイト(2026年10月時点)で確認できる主な条件は次のとおりです。
| 項目 | Square |
|---|---|
| 月額費用 | 0円(フリープラン) |
| 対面の決済手数料 | 2.5%〜(カード・QRコード・電子マネー。年間キャッシュレス決済額3,000万円未満で主要ブランドの場合) |
| カードリーダー | Square リーダー(第2世代)4,980円 |
| 入金 | みずほ銀行・三井住友銀行は翌営業日、その他の金融機関は毎週金曜日(振込手数料はSquare負担) |
月額費用がかからず、手持ちのスマホやタブレットとカードリーダーで始められるため、「まずは使えるようにしておきたい」というお店でも導入しやすいのが特徴です。
Airレジと合わせて使うならAirペイ
リクルートのAirペイは、カード・電子マネー・QRコード決済に1台で対応する決済サービスです。無料のPOSレジアプリ「Airレジ」と組み合わせて、会計と売上管理をまとめたいお店に向いています。
夜のお店ならではの注意点
- 料金は会計前にはっきり伝える。2025年6月施行の風営法改正で、接待飲食営業では料金について虚偽の説明をすることが禁止されました
- カード決済の手数料分を上乗せして請求するかどうかは、各サービスの規約で確認してから決める
- 高額の会計では、金額をお客様と一緒に確認してから決済する
よくある質問
Q. キャバクラでもカード決済の審査に通りますか?
主要サービスの規約に接待飲食店を名指しで禁止する記載はありませんが、審査結果は業種や営業内容で変わります。許可証を準備し、申し込み前に各社へ確認するのが確実です。
Q. 審査にはどんな書類が必要ですか?
本人確認書類、口座情報に加え、許認可が必要な業種では許可番号などの届出を求められることがあります。飲食店営業許可証や風俗営業許可証、深夜酒類提供飲食店営業の届出書の控えを用意しておきましょう。
Q. 端末代はかかりますか?
サービスによって異なります。Squareはカードリーダー(第2世代)が4,980円で、月額費用は0円のプランがあります(2026年10月時点)。
夜のお店のホームページもご相談ください
エアライフでは、夜のお店のホームページ制作を行っています。料金表やカード対応の表示など、初めてのお客様が安心して来店できる情報の見せ方もご相談ください。
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※この記事は2026年10月時点の公開情報をもとにまとめています。制度・基準・受付期間は変わることがあります。手続きの前に、管轄の警察署・保健所・税務署・各制度の窓口で最新情報をご確認ください。
参考:Square「料金」/Square「禁止されている商品・サービス」/Airペイ「加盟店規約」/STORES 決済 ヘルプ/PayPay「加盟店規約」












